(↑京都・大徳寺 高桐院)マレーシアで同じ時間を過ごしたフランス人の友人夫婦が訪ねてきました。
今回で2回目の日本。
前回は春の桜を見に、そして今回は紅葉を。
6年前、始めて訪れた日本が大好きになって、
今回念願の2回目です。
写真が趣味の御主人とパッチワークが趣味の友人。
私も彼女とはパッチワークがきっかけで話が合い親しくなりました。
どこに行ってもその土地の布地を手に入れてパッチワークに使われます。
彼女の作品は色使いが本当に素敵で、そのセンスにうっとりします。
(ここで作品をご紹介する機会があればいいのですが・・・)
今回もしっかりお店をチェックしておいて情報提供しました。
ご主人の定年までは海外転勤族で
ヨーロッパ内はもちろんのこと、アフリカ、アジアも点々とする生活。
その中での子育ての話や家族の形についての話は
日本の紅葉の中に溶け込むフランスの風みたいに
共感できるヒントがたくさんありました。
ここのところ、留学生の親のリトアニア人、
私の誕生日にメッセージをくれたスペイン人、コロンビア人、フィリピン人、アメリカ人の友人達、
そして今回のフランス人の友人・・・と沢山話せる機会があってつくづく感じるのは
国や人種は人生を送るのに関係ないな~、ということです。
ついつい誰しもその国の
stereotype (
固定観念/ステレオタイプ)で判断しがちですが、
大切なのはその人がどういう人であるか、という事。
同じ日本人の中でもいろいろな人がいるように、
欧米人だから
outgoing ( 社交的/外向型 ) だとも限らないし、
shy な人も modest ( 内気な/控え目な ) 人もいる。
理想の子育てをしているかといえばそうばかりでもない、
映画や雑誌に出てくるようなところでも
人間や日常は
みんな同じようなことで悩んだり、つまづいていたりもする。
先進国だから考え方も進んでいるのかといえばそうとも限らない。
逆に新興国だから理解してもらえないだろうということもないし、
根っこを張った考え方に感動したりもするし、
ほっと優しい気持ちにさせてくれたりもする。
大家族で暮らしている人もいれば
一人暮らしもいるし、シングルマザーで頑張っている人もいる。
お父さんの単身赴任で家族が離れて暮らしている人もいれば
家で仕事をしているお父さんもいる。
子育ても夫婦も家族の形も、多種多様。
国や人種でひとくくりにはできないし、するべきではないな~、
という事を実感します。
自分が大切にしている事を守りながらも、
他者にそれを押し付けない。
そして
違ったものの存在も
たとえ自分の中に受け入れることができなかったとしても
respect (尊重) する心は持つ。
これからの子供達には、そんな風なやわらか頭に育って欲しいし、
自分もそうあり続けたいとあらためて願いました。
ちなみに今このフランス人友人の住んでいるところは、
フランス南西部、ピレネー山脈のふもと
Pau というところだそうです。
きれいな街だそうなので、興味ある方はチェックを。(↓こちら)