前回に引き続き春日大社関連を。。。
キャンセルが出たため急に繰り上げ当選となって参加できることになった春日の大とんど。
「とんど」とは、正月15日に、門松・竹・しめ縄などを燃やす行事のこと。
春日大社は、このとんどの火を取り分けて、夜の若草山の山焼きに使うそうで、
毎年若草山の山焼きの日に行われます。
日本では古来から 火 や 水 は 神様の力や恵を伝える力があると信じられているので
神事には欠かせないものです。
人々はこのとんどの火にあたり、無病息災を祈ります。
奈良に住んでいても初めての参加。
これは 奈良市 生涯学習課 が 企画運営している
奈良ひとまち大学の授業のひとつでした。
春日大社の式年造替のお話や本殿の詳しい説明を
禰宜(ねぎ/ 宮司を補佐する役)と呼ばれる役職の方に教わり、
今まで不思議に思っていたことも質問できたり、
有意義な3時間でした。
さて、ここで 英語奈良ガイドとして見所を少しご紹介。
もともと日本にある自然崇拝から生まれた神道。
自然になるべく手を加えず、そのままの形で敬う、
ということから、回廊は山の傾斜そのままに柱を建て屋根をつけてあります。
山を削らずに建物の方をそれに合わせて建てる、というのは高い技術がいるそうです。
また、ご神木が思わぬ方向にのびてしまいましたが、
木を切らずに建物の方を調整したのがこの写真(↑)。
神様が鹿島神宮(茨城県)から白鹿に乗って天降られた場所、
三蓋山(みかさやま)を拝む場所はこちら(↓)。
世界遺産(
World Cultural Heritage )の
春日原始林(
Kasuga primeval forest )が後ろに広がっています。
神道の神様は英語で
deity と表わします。
自然に対する畏敬の念、
神道を信じていても信じていなくても
人間は持ち続けていって欲しいです。
そして
宗教の名のもとに傷ついたり傷つけたり、悲しむ人がいることがない世界を望みます。
God has no religion. (神は宗教を持たない)
Mahatma Gandhi (マハトマ・ガンジー)