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カテゴリ:人( 5 )

人生


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忘れたくないのでブログに書いておこう。


岡山のお墓参りの帰りに、両親を連れて

子供のころから大好きな伯父と伯母の老人養護施設を訪れた。

認知症になる前までずっと訪ねていたが、

施設に入居してからはこれが初めて。

伯母は80代後半、伯父は90歳を過ぎている。

身体は大病を克服し元気になられて、

夫婦仲良く施設で暮らしている。

私の事を覚えていないかもしれない、と不安を抱きながら

自分の両親と一緒に施設の廊下を進む。

伯父と伯母は共有スペースでテレビを見ていた。

母(伯母の妹)に気付き、笑顔になる。

母が私の事、「誰か、わかる?」と伯母に聞いたら

顔を見て当然かの様に名前を言ってくれた。

良かった!

覚えていてくれた!

伯父も伯母も終始笑顔でいてくれた。

昔の楽しかった話をすると

「そんなこともあったかのう」と言って

笑ってくれる。

私の知っている伯母は手先が器用で

日本髪も結うこともできる

認知症になるギリギリまで現役美容師だった

頑張り屋さんの叔母。

私達4人きょうだいが小さい頃

毎年クリスマスにはA4サイズの

トナカイのソリに乗ったサンタクロースのチョコレートを送ってくれた。

長期休みには泊まりに行って

朝ごはんは必ず、「野菜もとらにゃあいけんよ!」と言って

大量の野菜炒めを食べさしてくれる。

伯父はいつも穏やかでカメラとジャズと絵を愛する優しい人。

私達が行くと8ミリビデオで録画して、

それがたまれば上映会をしてくれる。

ビデオが一般的に無かった時代に

8ミリビデオで子供の頃の私達を記録してもらえたのは宝物のようなもの。

成人式の写真も結婚式の写真も伯父に撮ってもらった。

伯父の部屋はジャズのレコードが壁いっぱいあって、不思議な空間だった。


大阪市内で生まれ育った私には

夏の田んぼの稲のにおいと

伯父と伯母の家のにおいと

その笑顔、そして

きょうだいに会えて妹にもどった母の顔が

大好きだった。


今、ほとんどの事は記憶のかなたに消えてしまって

この瞬間だけに笑顔を見せている伯父と伯母。

私達といる、この瞬間が楽しいと笑顔を見せている。

母は少し哀し気な笑顔だった。


伯父と伯母が与えてきた今までの愛が

今ここに記憶を持つものたちを集わせる。


愛する事とは、「その人の事を想ったときに笑顔になれるもの。そのことを想うだけでちからがわいてくるもの。」と
友人が言った。

自分がすぐにそれを受け取れなくても、相手に届いているのかわからなくても

いつか自分の届けた愛がそんな風に人のこころを動かしているならそれで上出来だな、と思う。


私の好きなマザーテレサの言葉。
「神は、人生で何をなしたかを問うのではなく、そこにどれだけの愛を注いだかを問います。」

自分が生きてきて沢山の事を成したのに

そんなことは

一つ一つ忘れて

自分の歩んできた人生が自分自身で思い出せなくなって

周りにいる人が誰か、

自分が誰かわからなくなってしまって・・・、

でも、

人生歩む中、届け続けてきた愛は消えなくて、

最後に自分を救うことにつながるのかな。



別れ際、「また来るね!」と伯父と伯母にハグをした。

伯父は子供のように

「行かないで!」というような眼をして

手を離さなかった。















































by ichigoenglish | 2019-08-16 16:00 | | Trackback | Comments(0)

岸和田だんじり


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伯父のお見舞いの帰り道、

偶然出くわしただんじりの人の行列!

今日は岸和田のだんじり祭りだったようで。

この地域の人々の血が騒ぐお祭り、

だんじり祭り。

小さい子供も大人と同じような勇ましいいで立ちで、

シャキッとしてカッコイイ。

地域の夏祭りや秋祭り。

こうやってみんなが「自分のお祭り」と思える

愛すべき祭りがあって

それを引き継いでいく人たちがいる。


まだ先日の台風の影響か

ところどころにブルーシートの屋根の家があるけれど…

祭りが人々を鼓舞し

人々の底力が引っ張り出される。


お見舞いに行った病院では

老いや、死と隣り合わせでありながら

細くても希望の糸を紡いで頑張る人々を見、

外では

命あふれるだんじりをひく人々…。

生きることの力を感じた一日でした。




【今日の英語】
What is important in life is life,
and not the result of life.
( Johann Wolfgang von Goethe )



人生において重要なのは人生そのものであって
生きた結果ではない。
( ゲーテ  )



















by ichigoenglish | 2018-09-15 22:17 | | Trackback | Comments(0)

丸坊主

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娘の学校の修学旅行説明会に行くと、

学年主任の女の先生の頭が丸坊主!

もともと体格もよく、迫力のある先生だったので、

夏だからか、そこまで髪を短くできるのはすごいな、と保護者たち。

男の人に間違えられそう、なんて声もある中・・・

先生が、マイクで言いました。

「この学校の卒業生で教え子の21歳の女の子がガンで、今治療中で髪がありません。

私はその子の頑張りを応援するために頭を丸坊主にしました。

私の頭を見られたら、その子を想い、祈って頂ければ嬉しいです。」


その女の子の応援の為に丸坊主にする、というだけでなくて

全然知らない他人までも、先生の頭を見ることで想いを馳せることができます。

少しでも多くの人に祈ってもらいたい、

その為にできること。。。


こんな先生と出会える子供達は幸せです。


最近の科学、量子力学の世界でも、「祈り」や「想い」は、

実際に 「存在」すると 証明されつつあります。


宗教の世界だけだった考え方が、

今、科学の世界ともつながって来ています。


人を想うこと、祈る事、は

大きな力。

惜しまずに与えていけたらいいな、と思っています。



























by ichigoenglish | 2014-06-14 22:22 | | Trackback | Comments(0)

雨ニモマケズ

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雨ニモマケズ

風ニモマケズ

雪ニモ夏ノ暑サニモマケヌ

丈夫ナカラダヲモチ

慾ハナク

決シテ瞋(いか)ラズ

イツモシズカニワラッテイル

一日ニ玄米四合ト

味噌ト少シノ野菜ヲタベ

アラユルコトヲ

ジブンヲカンジョウニ入レズニ

ヨクミキキシワカリ

ソシテワスレズ

野原ノ松ノ林ノ蔭ノ

小サナ萱ブキノ小屋ニイテ

東ニ病気ノコドモアレバ

行ッテ看病シテヤリ

西ニツカレタ母アレバ

行ッテソノ稲ノ束ヲ負イ

南ニ死ニソウナ人アレバ

行ッテコワガラナクテモイイトイイ

北ニケンカヤソショウガアレバ

ツマラナイカラヤメロトイイ

ヒデリノトキハナミダヲナガシ

サムサノナツハオロオロアルキ

ミンナニデクノボートヨバレ

ホメラレモセズ

クニモサレズ

ソウイウモノニ

ワタシハナリタイ

         ( 宮沢賢治 )



最近、またこの詩が頭の中をめぐり、

惹かれてしまっている私です。


賢治はこれを詩と言うよりは自分への戒めとして手帳にかいて持ち歩いていたそうです。

この詩を外国人に言ったらどう思うのかな、と思っていた矢先、

日本人以上によく理解をして、翻訳までしている外国人がいました。



40数年以上前に日本にやってきて以来、

宮沢賢治の文学の虜になった一人のアメリカ出身のオーストラリアの劇作家

ロジャー・パルバース Roger Pulvers)。


賢治の作品を通して日本や日本人の心を知り、

彼の人生をも変えてしまうほどの影響を受けたと言います。


インターネットや

物理的にも外国へ簡単にアクセス出来る

このグローバル社会の中で

外にばかり目をむけてしまいがちですが、

・・・でも、

こんな風に、私たちの中に

外国人(他の人)が感動する何かをもっているのであれば

それは大切にしていきたいものです。



そして、自分も賢治が自戒の為に書いたように、

こんなデクノボーになりたいと思うのでした。


Roger Pulvers の翻訳は以下です。


STRONG IN THE RAIN


Strong in the rain
Strong in the wind
Strong aginst the summer heat and snow
He is healthy and robust
Free from all desire
He never loses his generous spirit
Nor the quiet smile on his lips
He eats four go of unpolished rice
Miso and a few vegetables a day
He does not consider himself
In whatever occurs... his understanding
Comes from observation and experience
And he never loses sight of things
He lives in a little thatched-roof hut
In a field in the shadows of a pine tree grove
If there is a sick child in the east
He goes there to nurse the child
If there's a tired mother in the west
He goes to her and carries her sheaves
If someone is near death in the south
He goes and says, 'Don't be afraid'
If there are strife and lawsuits in the north
He demands that the people put and end to their pettiness
He weeps at the time of drought
He plods about at a loss during the cold summer
Everybody calls him 'Blockhead'
No one sings his praises
Or takes him to heart...

That is the kind of person
I want to be


















by ichigoenglish | 2014-06-10 00:49 | | Trackback | Comments(0)

輝いた目

あなたの周りの人の目は輝いていますか?

「成功」とは 富や名誉や力ではなく、

どれだけ多くの輝いた目があなたの周りにあるかという事だ、

と言った人がいます。


Benjamin Zander という指揮者です。


I realized my job was to awaken possibility in other people.
 (私は気がついた、私の仕事は他の人の可能性を目覚めさせることだと)

I wanted to know whether I was doing that.
(私はそれができているか知りたかった )

If their ( my players' ) eyes are shining, you know you're doing it.
(もし、彼ら演奏家達の目が輝いていれば、自分はそうできているとわかる)

If the eyes are not shining, you get to ask a question.
もし、彼らの目が輝いていなければ、自分に問いかけなければいけない)

Who am I being, that my players' eyes are not shinig?
(自分はどういう存在になっている?と。私の演奏家達の目は輝いていないじゃないか、と)


I have a definition of success.
(私には「成功」という定義がある)

It's about how many shining eyes I have around me.
(それは、私の周りにどれだけ多くの輝いた目があるかということだ)


とても感動的なこのTalk
、皆さんとshareしたいと思います。

沢山の輝く目に囲まれる毎日でありますように。。。
















by ichigoenglish | 2014-03-18 22:06 | | Trackback | Comments(0)

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